この記事では『メタマスク(METAMASK)』を含め、5つのスマホウォレットアプリを徹底的に比較します。 ウォレットアプリは、DAppに接続し、DeFi・GameFiなどに参加するために必要不可欠です。
『メタマスク』は最も有名なウォレットアプリですが、『メタマスク』以外にも多くの優良ウォレットアプリがあります。 結論として、牛クリプトは『TokenPocket(トークンポケット)』をおすすめします!
ウォレットアプリの比較表
メタマスク | Coin98 | Trust Wallet | SafePal | TokenPocket | |
---|---|---|---|---|---|
動作 | × | △ | ◎ | × | ○ |
機能面 | ○ | ○ | △ | ○ | ○ |
ブラウザ | × | × | △ | ○ | △ |
独自性 | × | ○ | × | ◎ | ○ |
まずは以下4つの項目で簡単に比較をしてみました。
- 動作
ウォレット操作時の動作の速度を比較 - 機能面
ウォレットに備えられている機能の豊富さや質を比較 - ブラウザ
ブラウザ機能に絞った操作性や機能を比較 - 独自性
独自の強みや機能についてを比較
メタマスク(METAMASK)
項目 | 評価 | 理由 |
動作 | × | 遅い |
機能面 | ○ | カスタムチェーン機能 |
ブラウザ | × | お気に入り消失バグ |
独自性 | × | (ある種基準となっている) |
その他 | – | DAppsへの対応面◎ |
『メタマスク』は世界中の人たちに使われているほど人気で、代表的なウォレットアプリです。多くのDAppsは『メタマスク』から接続する前提で作られているため、殆どのDAppsに問題なく接続できることがメタマスクの強みです。
カスタムチェーンの追加設定をすることも可能なため、全てのEVM互換のブロックチェーンのウォレットアプリとして使用することができる汎用性の高さもグッド。
しかし、他アプリと比較して動作が遅いように感じてしまいます。また、他のアプリを起動して戻った際にリセットが行われる点、定期的にブラウザのお気に入りが消失するバグが頻繁に起こる点がマイナス要素です。
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Coin98
項目 | 評価 | 理由 |
動作 | △ | 立ち上がりが遅い |
機能面 | ○ | アプリ内機能が豊富 |
ブラウザ | × | チェーン変更に難あり |
独自性 | ○ | 機能の多さが特徴 |
その他 | – | チャートの表示が良い |
『Coin98』はTerraやSolana、Nearなどの様々なLayer1ブロックチェーンに対応していることが強みです。また、メタマスクと同じようにカスタムチェーンの追加ができる点もグッド。
『Coin98』はブロックチェーンの多様化により発生する、資産のブリッジや交換の手間などの不便さを、『Coin98』を使用することで解決に導くことを目的としています。
しかしブラウザ機能に欠点があります。ブラウザ使用中、勝手にEthereumのブロックチェーンを設定変更される場面が頻繁に発生してしまいます。その都度設定変更を行わなければいけない点が不便です。また、手数料を設定できる範囲が限られている点も使いづらさを感じてしまうでしょう。
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Trust Wallet(トラストウォレット)
項目 | 評価 | 理由 |
動作 | ◎ | 非常に優秀 |
機能面 | △ | シンプル |
ブラウザ | △ | 管理機能の乏しさ |
独自性 | × | これといった特徴は無し |
その他 | – | 全体的にスピード◎ |
『Trust Wallet』はシンプルで立ち上がりが早く、動作も軽いのが特徴。搭載している機能がシンプルなので、初めて使う方にもわかりやすいです。送金の際にナンスや細かいガスの設定、トランザクションデータを編集することができるため、慣れてきた人にも欲しい機能が備わっています。
ウォレットインポートにも「秘密鍵」「ニーモニック」「Keystore」と幅広く選択肢がある点もグッド。アプリ起動時やトランザクション作成時にパスワードを入力するかしないか、自身で選択できる点もスピードが求められる際、非常に便利です。
一時期ブラウザ機能が使えなくなり使用率が大幅に下がりましたが、現在はブラウザ機能が復活し使いやすいウォレットアプリとなっています。弱みとしては、カスタムチェーンを追加する機能が無い点、ウォレットやお気に入りなどの管理機能が挙げられます。
パスワードを入力するかしないかの設定も、慣れていない方にはセキュリティ面でのリスクがあるとも言えるでしょう。
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SafePal(セーフパル)
項目 | 評価 | 理由 |
動作 | × | 遅い |
機能面 | ○ | 十分な機能 |
ブラウザ | ○ | 十分な機能 |
独自性 | ◎ | WHOへの参加 |
その他 | – | リセットがネック |
『SafePal』はWHO(Wallet Holder Offering)に参加できるという唯一無二の強みを持っています。開催時期はランダムで毎度参加条件が変わりますが、『SafePal』の独自トークン”$SFP”を一定数ウォレット内に入れておくことが条件。
300枚ほど常に持っておくと、殆どのWHOの参加条件を満たすことが可能です。タスクをこなすと報酬が貰えます。
WHOの強みがある一方、ウォレットアプリとしては使い辛い印象です。他ウォレットアプリの強みで挙げた「様々なLayer1ブロックチェーンが使用できる」「ガスやナンスの細かい設定ができる」などの機能を備えている点は良いのですが、それらを全て打ち消す程に動作が遅い点が弱みとして挙げられます。
また『メタマスク』と同様、他アプリを操作して戻る際に都度リセットが行われ、パスコード入力を求められる点が不便です。ウォレット内に存在するトークンを全て自動で読み込んでしまう機能も管理面で人によってはマイナス。
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TokenPocket(トークンポケット)
項目 | 評価 | 理由 |
動作 | ○ | 優秀 |
機能面 | ○ | 十分な機能 |
ブラウザ | △ | タブの機能 |
独自性 | ○ | ノードの機能が優秀 |
その他 | – | 全体的に使いやすい |
『Token Pocket』は特有の便利機能を複数持ちながら、動作の軽さも両立しているウォレットアプリ。カスタムチェーンを追加する際、『Chainlist.org』のサービスをアプリ内に取り込んでいるため、チェーンの名前を入力するだけで簡単に追加できる点が非常に便利です。
EVM互換だけでなく、Polkadot系のカスタムチェーンを追加できる機能は他のウォレットには無い強み。また、リアルタイムで速度を見ながら簡単にノードの切り替えが可能な点も、特にチェーンが混雑している際に他ユーザーと比べ優位に立てます。
更には『Trust Wallet』と同じように、ガスの細かい設定やトランザクションデータを編集することも可能です。
反面弱みとして挙げられるのはブラウザの機能の乏しさです。ブラウザにおけるタブ機能が無い点、ブラウザ使用中にチェーンの切り替えができない点は残念。
ただ『TokenPocket』は上述した特有の便利機能が非常に使い易く、牛クリプトが1番おすすめしたいウォレットアプリです。
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よくある質問
結論:それぞれの特徴を把握して使い分ける
使う目的に応じてウォレットアプリを変更することをおすすめします。牛クリプトは全体的な使いやすさで『TokenPocket』をメインで使用していますが、他のウォレットアプリを使用する場面も。以下はその実例です。
普段使い | TokenPocket |
送金 | Trust Wallet |
資産管理 | Coin98 |
WHO参加 | SafePal |
それぞれの特徴を把握することで、様々な場面への対応力が高まります。まだ『メタマスク』しか使ったことの無い方は、ぜひこれらのウォレットアプリをインストールして触れてみてください。